気鋭のアーティストの信頼に応え、他社にない技術力でタマゴ型オブジェのラッピングを完遂。 気鋭のアーティストの信頼に応え、他社にない技術力でタマゴ型オブジェのラッピングを完遂。

新しい「価値」を生み出してきた最新事例紹介:Fantasista Utamaro 様

写真提供 : Fantasista Utamaro 様

野外音楽フェスティバルの会場色鮮やかなタマゴ型アートオブジェが続々誕生。

お客様がやりたいこと、実現したいこと

「ちょっと助けてほしいんだけど」とアーティストのFantasista Utamaro(以下Utamaro)さんから、AMSの営業に電話が入ったのは2022年6月。国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)にあるタマゴ型アートオブジェ(以下タマゴ型オブジェ)へのラッピングの依頼でした。

この公園は7月に開催する野外音楽フェスティバル「ラッキーエフエムグリーンフェスティバル」(以下野外音楽フェス)の会場です。Utamaroさんはそのアート分野のクリエイティブディレクターを務め、期間中、公園全体をアートで演出します。この公園には小学校低学年生を対象にした「たまごの森」があり、タマゴ型オブジェはここに設置されています。

タマゴ型オブジェはもともとは単色で塗られたものですが、会場全体のデザインのトーンに合わせて、Utamaroさんがデザインしたラッピングを施すことになりました。しかしUtamaroさんの制作スタッフが探しても、この複雑な3次曲面のタマゴ型ラッピングを可能にする技術力のある会社が見つからず、時間は刻々と過ぎ、スタッフは焦りの色を見せ始めました。そんなスタッフの話を聞いたUtamaroさんが「その仕事、できるところを知ってるよ」と告げた会社、それがAMSでした。

UtamaroさんとAMSの出会いは7年ほど前のこと。東京・六本木でのイベント「アートナイト」でUtamaroさんがマニア好みの改造バイクをデザインし、そのラッピングをAMSが手がけたことで知り合いました。このときのAMSの仕事がUtamaroさんに強い印象を残し、今回のタマゴ型オブジェでの依頼につながったのです。

Fantasista Utamaro

アーティスト、クリエイティブディレクター。無限増殖するアートワー クをライフワークとし、ジャパンポップカルチャーをより高い解像度で 世界に拡散するべくNYはブルックリンを拠点に活動中。

https://www.fantasistautamaro.com/

写真提供 : Fantasista Utamaro 様

作業難易度が高いタマゴ型オブジェのラッピングに技術力で対応

技術力、チーム力、意欲が一体となって、
単色のタマゴは、
カラフルでファンタジックな作品に変身

写真提供 : Fantasista Utamaro 様

〈最大限のスピードで準備に入る 〉
依頼から現地調査、作業実施までを超短期間で実現

この仕事では、UtamaroさんがAMSを見込んでくださっただけに可能かどうかを迷うことなく、まず実現ありきでスタートしました。
しかし電話を受けた時点で野外音楽フェス開催まで約1カ月しかありません。AMSの担当営業は電話を受けてすぐ、パーツ設計、施工方法、作業に可能な日数などを各担当部署に考えるよう依頼し、3時間後には打ち合わせに入りました。 ここで現地調査の方法、精密な展開図を作るかどうか、サンプル材料の確保、懸念材料の確認などを行いました。データ制作チームはこの打ち合わせに、真球のサンプルまで作成してきました。
3次曲面のタマゴ型にラッピングするには、デザイン面を無理なく貼れるサイズのパーツに分け、貼りながら合わせていく必要があります。そのとき、隣接するパーツとパーツのデザインに違和感が出ないことが大切。
今回はある程度、なりゆきでパーツを合わせる方針を取りました。そのためには、貼り合わせたとき視覚的に無理なくつながるデザインにすることも必要です。このことをUtamaroさんに伝え、快諾を得ました。

〈アーティストもデザインで強力に支援 〉
アーティストと緊密に連携、完璧な仕事との評価を得る

写真提供 : Fantasista Utamaro 様

Utamaroさんにも同行をお願いし、現地調査を実施しました。ラッピングするタマゴ型オブジェは7つ。大きさはほぼ同じで、タマゴは複数の穴が空いている形状です。
作業スタッフは現物を確認、テスト用素材(サンプル)を貼ってみて「これならいけますね」と一言。可能であることがわかりました。
パーツ制作に当たってはUtamaroさんの協力も大きな助けになりました。パーツを合わせたときに不自然にならないデザインを考え、しかもAMSがお願いした、無茶とも言える短期間に仕上げてくれました。
Utamaroさんが作ったデザインは12パターン、28パーツにおよびます。おかげでAMS側のモチベーションもいつも以上に高まりました。
実際の作業は7月18日から21日までの四日間。国営公園なので、時間はぴったり9時から17時までしか許されません。 屋外なので雨天の場合に備えてタープやテントを用意しました。一つのタマゴにベテラン、中堅、若手の組み合わせで3人のチームが取り組みました。
入念な準備が効を奏し、作業は順調に進み、予備の時間を使うことなく大幅に余して完成しました。
余裕があったため、Utamaroさんから、会場の他の場所で難航している作業のためのアドバイスを求められることもあったほどです。

作業を終えて、お客様からの反響

Utamaroさんからは「完璧な仕事だった。また一緒にやろう」という絶賛の言葉をいただきました。発注者、受注者という関係を越え、全員が協力して楽しく進められた仕事でもありました。
この野外音楽フェスでは、ラッピングや看板などを扱う会社が数社入っていました。こうした会社の方たちは、自社ではできないラッピングを可能にするAMSの技術力に、最初は半信半疑の様子でしたが、完成後には名刺交換を求められ、今後の協力への期待を語るなど、非常に高い評価に変わりました。
この案件を通じて、Utamaroさんは、AMSから決して後ろ向きの言葉が出なかったことを賞賛してくれました。当社としても、AMSにできないラッピングはない、という意気込みでこれからの仕事に取り組んでいきたいと思います。

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