大使館の壁を使った社会とのコミュニケーション

新しい「価値」を生み出してきた最新事例
紹介:ドイツ連邦共和国大使館 様

壁をキャンバスに。閉じた空間が開かれた場所へ 無機質な壁が日本とドイツをつなぐ場所になる。

お客様がやりたいこと、実現したいこと

ドイツ連邦共和国大使館(港区広尾、以下大使館)は、自国と日本とのコミュニケーション活性化と友好関係の促進を使命の一つとしています。大使館ではさまざまな方法でこれらに取り組んでいますが、2009年、敷地を囲む長く大きなコンクリート壁を広報メディアとして活用するアイデアが持ち上がりました。
「ベルリンの壁崩壊」から20年にあたるこの年、大使館からAMSに問い合わせが届きます。「壁崩壊の歴史を、壁を使って表現する」—その企画のもと、ベルリンの壁崩壊を象徴するグラフィックを大使館の壁にラッピングしました。
壁は歩行者の多い坂道沿いにあるため、一般の方々からの注目も集まり、大使館の広報活動の一助となりました。

大使館の壁を使って、日本の人々にドイツやその文化を身近に感じてもらいたい。

初回の壁面ラッピング掲示が終了した後も、大使館はこの取り組みの継続を決め、日独外交の変遷に合わせてさまざまなテーマで壁をキャンバスのように装飾し、日本の人々にドイツと大使館の存在を知ってもらう—そのプロジェクトをAMSはお手伝いをすることになりました。

40th Anniversary CRAFTWORKER'S WAY

クラフトワーカーズ・ウェイ40周年 拡大期
2009年「大使館の壁を使った“壁の崩壊”を表現」

2009年、広尾のある⼤使館からの相談を受け、⼤使館敷地を囲む打ちっぱなしコンクリートの⻑い外壁に「壁の崩壊20周年」を記念したラッピングを施した。

https://cww40.ams-fleet.com/#scaling

粗面用のフィルムをスリーエムと試行錯誤しながら、
「ペイントフィルム」のリリースや粗面施工のノウハウも確立

壁面へのラッピング掲示は年に数回のペースで実施しています。
テーマの選定や素材のご用意は大使館が担い、AMSは画質データチェック・レイアウト調整・フィルムの製作・施工を一貫して手がけています。

■粗面コンクリートへの施工、その難しさと強み

AMSは粗面施工のノウハウを体系的に確立してきました。
打ちっぱなしコンクリートへの施工には特有の難しさがあります。壁面のクリーニングや補強、表面の細かい凹凸への追随、水の侵入を防ぐ工夫などが必要です。再剥離性のあるこのペイントフィルムは、貼り付けると塗装したような仕上がりになる一方、終了後には剥がせます。

壁面展示実績一覧
(2009~2025年)
2009年9月 ベルリンの壁崩壊20周年
サッカー(W杯記念)
ドイツ統一20周年
150年前の日本の風景
FIFA 女子 ワールドカップ in ドイツ
絆をつなごう 日本とドイツ
人が紡ぐ戦後の日独交流
ドイツにおける岩倉使節団
独仏協力条約締結50周年記念
未来へのエネルギー
ベルリンの壁崩壊25周年
ドイツの多様性
ドイツ大使館絵画コンテスト「わたしのドイツ」絵画展示
壁面ペイントアート(Tokyo Dex)
今週のドイツ語展 — Wort der Woche —
ベートーヴェン生誕250周年記念
来日100周年記念 — アインシュタインの日本講演旅行
ドイツ16州「discover Germany」
ベルリン×東京 友好都市提携30周年
テープアート+保護フィルム
万博建築の変遷:ドイツパビリオン1851-2025年
今週のドイツ語

地域とドイツ大使館のコミュニケーションを活性化し、他国大使館へも波及

壁面のラッピング掲示が始まって以降、通りかかる方々からも「今回はどんな内容ですか?」などと声をかけられるようになり、大使館のSNSには「毎回楽しみにしています」というコメントが寄せられています。
一般的に「壁」は二つの世界を隔てるもの。しかしこの取り組みは、「壁」を二つの世界を結ぶものへと変えました。
ドイツ大使館の壁面活用は、駐日欧州連合代表部、フランス大使館、デンマーク大使館、フィンランド大使館などへ広がりました。

作業を終えて

ドイツ大使館の壁面ラッピング掲示は、ベルリンの壁崩壊20周年記念企画から始まり、文化・言語・芸術・博覧会など、人々が関心を寄せるさまざまなテーマの表現の場へと進化しました。
また、大使館という普段あまり馴染みのない場所の壁を活用することで、日本の地域社会に向けて「開かれた場」を創り出す、何もない壁に意味を与えることの重要性を、外交・国際交流と壁面ラッピングという、一見結びつきのない二つの要素がつながり、新たな価値を生み出しました。

ドイツ連邦共和国大使館 公式Xアカウント

写真提供:ドイツ連邦共和国大使館

まずは、なんでもご相談ください。

アサイマーキングシステムは、豊富な知識と経験を持つ専門家として、
どのような事業分野にもご要望にも対応します。お気軽にご相談ください!

お問い合わせはこちら