若者世代の集客をめざし、SNSも意識して実現した、日本初の灯台ラッピング!

新しい「価値」を生み出してきた最新事例紹介:城ヶ島区(神奈川県)様

JR東日本の駅のエスカレーターにラッピング、注意を喚起し、転倒予防などに貢献

高齢化、障がい者への配慮が重視される社会に、ステップ/ライザー、ハンドレールへのラッピングで貢献

お客様がやりたいこと、実現したいこと

 AMSが、神奈川県・三浦半島の城ヶ島区様(以下 城ヶ島区様)*1から連絡をいただいたのは、2018年11月のこと。内容は、神奈川県にある城ヶ島灯台へのラッピングのご依頼でした。
 三浦半島の先端にある城ヶ島は古くから知られる観光地ですが、城ヶ島観光協会*2は、現在、集客の重心を若者に置いています。特に2016年に日本ロマンチスト協会と日本財団による「恋する灯台プロジェクト」*3によって、城ヶ島の城ヶ島灯台、安房崎灯台が認定を受けたのを機に、若い世代の集客に力を入れてきました。
 城ヶ島区様ではその一環として、城ヶ島灯台をラッピングし、SNSでの評判なども意識した観光価値の向上を考えていました。そのときネットで見つけたのがAMSです。AMSが航空機、列車など、特殊なラッピングを多数手がけていることをホームページで知り、灯台のラッピングを依頼されたとのことでした。

*1 城ヶ島区

神奈川県は、三浦半島一帯を「横須賀三浦地域」として管轄し、城ヶ島はその中の三浦市に属している。
城ヶ島区という行政区分はないが、地方地自法に基づく認可地縁団体として、三浦市長から認可を受けた団体で、いわゆる町内会です。そこでここでは、島を管轄する行政当局や地元の民間事業者をまとめて「城ヶ島区」とした。

*2 城ヶ島観光協会

地域の観光振興を目的に、地元業者などで組織された団体で、(一社)三浦市観光協会城ヶ島地区。

*3 恋する灯台プロジェクト

一般社団法人日本ロマンチスト協会と、公益社団法人日本財団が、灯台を、恋人たちが「ふたりの未来を見つめる場所」と定義し、ロマンスの聖地という価値を付与している。そうした「恋する灯台」にふさわしい灯台を全国から選び、認定している。これまで約40の灯台を認定した。

自然環境の中でもデザインのクオリティを損なうことなく、長期使用を可能にしたフィルムの耐久性とそれを引き出すラッピング技術 自然環境の中でもデザインのクオリティを損なうことなく、長期使用を可能にしたフィルムの耐久性とそれを引き出すラッピング技術

厳しい自然環境の中での長期使用に向け、発揮されたAMSの技術とノウハウ

ご依頼を受けてAMSではまず、現地調査を行いました。灯台の素地(基材)や施工条件を確認、フィルムのサンプルで接着テストを行い、ラッピングが可能か、どのような貼り方が適しているか、などを検討しました。
灯台は海辺にあるため、強風などの影響があります。そうしたことも考慮して選定したのが壁面用フィルム(ペイントフィルム)です。
灯台の表面は凸凹のあるタイル仕様ですが、AMSの確かな施工技術によって、壁面用フィルムは凸凹な面にもきれいに定着させることができます。
フィルムの耐久性も高く、通常の場所なら5年は十分に維持できます。また、剥がすときはきれいに剥がすことができ、原状復帰できます。
AMSはこうした調査結果を城ヶ島区様に報告し、理解をいただいたうえでプロジェクトに着手しました。
図柄のデザインは城ヶ島区様から提供されたものですが、ラッピングするには図柄をパーツに分割しなくてはなりません。
灯台は下に向かって太くなる円錐形であるため、縦に3パーツに分けることにしました。三つのパーツは、まず中央を最初に貼り、続いて両側の二つをそれに合わせながら貼ることで、継ぎ目の見えない一つの絵となります。ここにもAMSの蓄積したノウハウが発揮されました。

日本初の灯台ラッピングと公開セレモニー成功のために、施工技術だけでなく、工夫と配慮を重ねる

写真提供:恋する灯台プロジェクト 様

灯台の所有者は海上保安庁なので、その許可も必要でした。許可の条件の一つには、ラッピングの役割が終了した後、原状復帰できることも含まれます。
海上保安庁では実際に船を出し、灯台本体に面積の広いものを貼ったとき、船からどう見えるか検証し、ラッピングが灯台の機能に影響しないことを確認しました。
またラッピングは塗装と違ってきれいに剥がすことができ、原状復帰できることも理解していただけました。
こうして海上保安庁の条件をすべてクリアし、許可をいただくまでに2カ月ほどかかりました。
灯台ラッピングのお披露目会(公開日)は令和初日の2019年5月1日と定められ、施工は4月になりました。作業人員は2名、当日はかなりの強風でしたが、4、5時間かけてラッピングは無事完了しました。
お披露目日まで、人の目に触れないようにしたいという依頼主の要望に応えて、完成したラッピングの上に、目隠しとして仮貼り専用のフィルムを施工しました。5月1日のお披露目会で、これを一気に剥がし、公開されました。

SNS映えなどを意識した関連アイテムも合わせてラッピング

このプロジェクトでは、灯台だけでなく、城ヶ島全体の集客力を高め、SNS映えするスポットを増やすことにも配慮しました。
城ヶ島灯台本体のラッピングに加え、灯台が隣接する建屋には島の地図をモチーフにしたイラスト、城ヶ島公園には、マグロをくわえた猫のイラスト。また、城ヶ島灯台入口の階段には、このラッピングプロジェクトを周知する城ヶ島観光協会のポスターなど、特殊フィルムで作られたデザインをラッピングしました。

作業を終えて、お客様からの反響

城ヶ島灯台のラッピングは、城ヶ島観光協会の方々や地元の方々が見守る中で進められ、地域の大きな期待が伝わってきました。
お客様には大変喜んでいただくことができました。またAMSにとっては「日本初の灯台ラッピング」という先駆的事例であるとともに、これまで蓄積した技術・ノウハウを新たな場に活用する機会になりました。
灯台だけでなく、集客拡大をめざす場所は全国にあり、SNSの効果で実際に来訪者が増える場合があることを考えると、こうしたニーズは今後も増えると予想できます。
AMSとしては、どんな素材にもラッピングできる技術やノウハウを持っていることを広く知っていただき、今後も「こんなところにラッピングができないだろうか」という相談にお応えしていきたいと考えています。

恋する灯台プロジェクト様のブログでは、SNS映えする各デザイン画の詳細が紹介されています。

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