3生協の統一ブランド誕生に伴い、約1,000台の車両の一斉ラッピングを推進

新しい「価値」を生み出してきた最新事例
紹介:生活協同組合連合会 東海コープ事業連合 様

東海コープ事業連合 配送トラックが担うブランド戦略 東海コープの競争力に貢献

お客様がやりたいこと、実現したいこと

お客様である生活協同組合連合会 東海コープ事業連合様(以下東海コープ様)は、東海地方の3生協(生活協同組合)、つまり、コープあいち(愛知県)、コープぎふ(岐阜県)、コープみえ(三重県)が協同して事業を進める事業連帯組織です。
2025年9月、東海コープ様は3生協の宅配事業のブランドを「タノモット」に統一、展開を始めました。
ブランド統一の背景は、コロナ禍における他企業の宅配事業への参入の増加、生協組合員の高齢化、東海地方での生協加入率の低さなどです。そのため、地域全体での生協の認知度向上と競争力強化をめざし、タノモットブランドを立ち上げました。
これに伴い、宅配事業の可視化、認知度向上に向けて、それまで各生協で別々だった配送用トラックのデザインを統一することを決定、コープあいち、コープぎふ、コープみえの合計約1,000台の既存車両をラッピングすることになりました。
東海コープ様の要望は約1,000台の配送用トラックのデザイン変更とそれに伴う管理運用です。コープあいち、コープぎふは AMSのフリートマーキングを個々でご利用頂いておりましたので、先ずはブランディング推進室の方々へ一斉ラッピング作業のご提案をするところからこの仕事が始まりました。

宅配を、もっとたのしく、たのもしく。
コープの宅配サービス「タノモット」

コープぎふ、コープあいち、コープみえの宅配サービス名称が「タノモット」に変わりました。

https://www2.tcoop.or.jp/tanomotto.html

打ち合わせから在庫管理や施工までAMS一社で担い、顧客の理解を深める

お客様が懸念していた大きなポイントは、求める期間内で大量のトラックをスムーズに一斉ラッピング作業ができるかどうかでした。
そこで過去 4,000台ものブランド変更のラッピングを実施した実績を紹介し、AMSが製品製作から在庫管理・スケジュール管理・施工までを1社で対応できることを提案しました。
さらに複数の仮デザイン図、製品サンプル、パーツ製作案なども提案し、最大限に効果を発揮できる車両ラッピングに深くご理解を頂き、契約を獲得しました。
特に車両ラッピングは視認性、色彩、既存マーキングとの兼ね合いなどがあるため、実際の車両を見て確認する必要が多々あります。
そこでサイズや色の異なるいくつかのパーツを実際にトラックに貼り、少し離れた場所から確認してもらい、実際に効果があるデザインやサイズ感を追求しました。

生協ごとにきめ細かく対応し、
施工の課題を独自ノウハウで解決してプロジェクトを推進

※イメージ

実際にプロジェクトを進める段階では、大きく二つの課題がありました。
一つは三つの生協それぞれに対応しなくてはならないことです。
タノモットのブランド戦略については、東海コープのブランディング推進室が一括して担っています。しかし三つの生協は異なる特色を持っており、一律に進めることはできません。
そのためAMSはブランディング推進室の判断を重視する一方、車両リストの修正やスケジュール調整、そして施工実施までの詳細については、各生協の担当部門とやりとりを進めていきました。
例えば施工日の調整は、内容を網羅した車両リストを元に、各生協の約30拠店のセンター長と、 AMSの工務工程担当が直接電話で会話しながら車両選定や施工日の調整を行いました。
またそれに伴うパーツの在庫管理も社内製作担当と連携をとり、在庫不足にならない様に同時進行で管理しました。
もう一つは施工に伴う課題です。車両のラッピングは屋外作業であるため、その日の天候に大きな影響を受けます。冬の極寒期はフィルムの粘着性が落ちるため作業速度が遅くなり、夏の酷暑期は作業スタッフの熱中症の危険のために作業が困難になり、いずれも仕上げる台数に影響します。
このように季節によって増減する施工台数も勘案しながらスケジュールを組み、全体として予定通り進行することにもAMSの経験と工程管理のノウハウが活きました。

作業を終えて、お客様からの反響

現在、東海コープ様には約1,000台のラッピングがスケジュール通りに進んでいることに満足をいただいております。
現在も 3生協それぞれで打ち合わせや進行管理をし、情報共有を行い、その度にご相談やご用命をいただいております。
2025年9月1日にコープあいち港センターで開催されたタノモットの配送トラック出発式では、このプロジェクトのメンバーから、新ブランドへの刷新が着実に進められたことに対して感謝の言葉をいただきました。

また、一斉ラッピング作業の計画とは別ですが、軽車両へのタノモット仕様のラッピングもデザイン案を提出する機会を得て、ご検討の結果3生協にて統一デザインでの採用をいただきました。
タノモットは東海地方の生協が一体となって、住民に安全・安心な商品を届け、地域の生産者や文化を大切にし、楽しみに待ってもらえるような宅配サービスをめざしています。
こうしたタノモットデザインの配送トラックが街を移動し、人々の目に触れることで、東海コープの新しいイメージを醸成し、競争力を支えていくことが期待できます。
今回のプロジェクトはAMSにとっても、関東圏以外の広域エリアでの一斉ラッピング作業という新たな経験となりました。複数組織が連携して新ブランドを立ち上げる際の車両ラッピングについて、AMSはその全工程を支えるノウハウをさらに深めることができました。
また、AMSは今回の経験を活かし、業界を問わず複数組織の統合・再編に伴う新ブランドの車両展開においても、同様の品質と体制で対応できると考えています。

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